【備忘録】MacBook Air NVMeのSSDへの交換方法
先日ずっと欲しかったMacBook Airが中古で売っていたので思わず購入したのですが、容量がわずか128GBで少なかったので、今回は自分でmacbookのSSDを交換してみました。
必要なもの
ドライバー
MacBook系統はどれも特殊なネジの形をしており、通常の+ドライバーやードライバーでは開けられません。また、SSDを固定しているネジもあるのですが、こちらのネジは本体の裏蓋のネジ穴と形が異なるため、2種類のドライバーが必要になります。
私はSSDを外す際のドライバーは持っていましたが、MacBook本体のネジが外すことができなかったので、こちらのドライバーセットを購入しました。
SSD
SSDは最近かなり安くなってきていて、500GBでおよそ5,000円から10,000円、1TBで10,000円から15,000円ぐらいです。
私は自宅にデスクトップPCがあり、MacBookにはそこまでデータを入れっぱなしにはしないので、少し余裕を持って500GBのSSDを購入しました。
ただし、注意していただきたいのが、MacBookに搭載されているSSDは少し特殊でして、普通のM.2のSSDを刺そうと思っても刺せません。
そこで、今回追加で購入したものが通常のM.2をMacBookに挿すことができるようにする変換アダプターを購入しました。
USB(起動ディスク用メディア)
起動ディスクの作成の際に使用します。これはMac OS 10.13 より前のモデルではNVMe接続のSSDが読み込めず、USBなどの外部の記憶媒体からOSを起動させる必要があるためです。容量は32GB以上のものがあると望ましいでしょう。ただし、中身のデータは作成時にフォーマットをかける際に全て消えてしまうので、事前に確認してから行いましょう。
HDD(バックアップ用メディア)
今回は買ったばかりのPCということもあり使用しませんでしたが、PCの中に重要なデータや消えてほしくないデータがある際には事前にTimeMachineでバックアップをとっておきましょう。
事前準備
起動ディスクの作成
作業を始める前に起動ディスクの作成を行っていきます。私はMontereyのバージョン12.3を使用していますのでこちらの起動ディスクを作成していきます。
起動ディスクの作成方法はAppleのHPに詳しく載っているので、自信の使用しているOSを確認して作成してみてください。
macOS の起動可能なインストーラを作成する方法 - Apple サポート (日本)
起動ディスクの作成が終わりましたらいよいよ分解作業に入っていきますが、バックアップをされる方はこの段階でバックアップ作業をやっておきましょう。
私の場合は128GBのモデルを使用しているので、家電量販店に販売している500GBなどのHDDがあると便利です。
作業本番
SSDの交換
付け替え作業の際には必ずPCの電源を切って行いましょう。また、背面のパネルを固定しているネジはどれも小さいものばかりなので、無くさないように注意しましょう。
背面パネルを固定しているネジは赤く丸をつけた10ヶ所でそのうち上の真ん中2ヶ所は長めのネジになっています。
使用するドライバーはこちらのドライバーです。
ネジを全て外し、パネルを開けるとこのような感じです。
そして今回はSSDはこちらに刺さっています。
それでは新しく装着するSSDを準備しましょう。
準備は簡単で変換アダプターの突起とSSDの穴を合わせてはめるだけです。下の画像が
はめる前に穴の位置を合わせたものです。
そしてはめた後がこちら。
はめる作業自体は力を必要としませんので、無理に力を入れすぎないようにはめ込みましょう。
次に刺さっているSSDを取り出します。取り付ける際は赤く丸をした箇所のネジを外して引き抜きます。
取り外す際に使用するネジはこちらのドライバーを使用します。
取り出した後は、先ほど準備した新しいSSDを装着します。
ここで注意して欲しいのですが、私だけかもしれませんがSSDを本体に取り付ける際に少しはまりずらかったので、しっかり奥まで刺さるように差し込みましょう。
SSDを装着したら背面のパネルを取り付けていきます。
設定作業
ここからはスクショを撮れてなくて画像がありません(T . T)
なので、順を追って説明をしていきます。
取り付けが完了したら電源ボタンを起動するまで長押しします。(長押しする必要があるかは正直わからないです...)
Mac OS ユーティリティが起動したら一番下のディスクユーティリティを開き、新しく装着したSSDをフォーマットします。
フォーマットが完了したらMac OS ユーティリティの画面へ戻り、バックアップをとっている方は一番上を選択しTimeMachineからバックアップを、バックアップから復元しない方は上から2番目のOSのインストールをしましょう。(今回はバックアップをとっていないのでOSのインストールを選択します。)
OSのインストールを選択したら指示に従いクリックしていくだけでOSのインストールが始まります。
無事にOSのインストールが終わるとMacの初期設定画面が立ち上がるので設定しましょう。
設定が終わったらMacの本体情報を確認してちゃんと読み込めているか確認します。
今回装着したのは500GBなので無事に読み込めていることが確認できました!
まとめ
最近のMacBookは基盤に接着しているタイプで容易に付け替えができないものになってきていますが、少し前のMacBookシリーズであれば簡単にSSDの付け替えやバッテリーの交換作業も行うことができます!今まで使ってきて愛着があるマシンや、中古で購入したけど少しアップグレードしたい際には試してみてはいかがでしょうか?
ただし、分解してしまうとサポートの対象外になってしまうのでその点はご注意を!
みなさんも楽しいPCライフを送ってください!
最後まで読んでいただいてありがとうございました m(_ _)m